質の高い思考法を身につければ、生きる能力そのものが向上します。
つまり、幸せでよりよい人生を手にしたい場合、その土台となる賢い思考法を身につける必要があるのです。
今回、賢い思考法を身につけるメリットと、今よりも賢い思考法を身につけるためにどうすればよいのかについて解説します。
今回は基礎編です。
あなたの思考パターンを大きく変え、人生を向上させるきっかけになれば嬉しい限りです。
賢い思考法を身につけるメリット
まずは、なぜ賢い思考法を身につけるべきなのかについてみていきましょう。
賢い思考法を身につけると以下のメリットにつながります。
- 幸福度上昇
- 生産性向上
- 創造性向上
- 分析力向上
- 評価力向上
- 立ち直る力の向上
- 意思決定能力の向上
- 問題解決スキル向上
- 良好な人間関係の構築
このように、賢い思考法を身につけるだけで、仕事やプライベート、あなたの人生によい影響をもたらしてくれるのです。
混乱した思考からは、苦悩の多い人生が待っているともいえます。
全ての土台である賢い思考法について知ることが大切なのはいうまでもありません。
賢い思考法を身につけるためには?
賢い思考法を身につけるためには、自分で考える人になる必要があります。
誰かに考えてもらっていては、賢い思考法を身につけるのは難しいでしょう。
まずは、自分の頭で考えられるようになるためにすべきことについて解説していきます。
思考モニタリング
自分の思考によって、何を得たいのか理解する必要があります。
自分自身の動機について知らなければ、自分で考える力は伸び悩みます。
例えば、仲間外れにされたくないという動機により、自分の考えを押し殺すこともあるでしょう。
周りに気を使う人は、自分の思考を曲げる傾向にあります。
この自尊心が、自分の思考をねじ曲げる原因になることを理解しておきましょう。
自分を押し殺して、流されてばかりいると、賢いの思考法を身につけることができないというわけです。

あらゆる価値観に触れる
自分と同じ考えの人たちの中にいれば居心地がよいものです。
同じ価値観や、同じ偏見ばかりに触れていると、自分自身の考えが凝り固まってしまいます。
つまり、自分と違う思考や、世界観を遮断すると、自分の思考を変えることは難しくなります。
しかしながら、自分の頭で考えるのをやめ、同じ考えに満足しきっている人は数多く存在しているのが現状です。
同じ考えに凝り固まらないためにも、様々な考え方の人と付き合い、視野を広げ、違う考えを受け入れることが大切です。
ひとつの価値観に固執せず、様々な考えに触れることで、自分の思考を磨くことにつながります。

他人の思考を尊重する
人は孤立したくない生き物です。
相手に自分の考えを受け入れてもらえないかもしれないという恐怖心が、自分で考えることを妨げる原因になります。
しかし、お互いの思考を尊重できれば、異なる意見を持った人であっても楽しく過ごすことができるのです。
人は、自分の考えを尊重してもらえたとき、その相手の考えも尊重するものです。
普段から、相手の思考を否定せず、尊重することを心がけましょう。
仮に、相手があなたの思考を受け入れてくれなかった場合、自分が否定されたと感じる必要はありません。
このようなときは、学びのチャンスと捉え、さらに自分の頭で考え、思考に磨きをかけるよう努めればよいのです。
また、自分の考えに固執し、他人の思考を受け入れなければ、頭の固い残念なタイプになってしまいます。
思考と感情
思考と感情は切り離せない関係性にあります。
常に苦悩の絶えない日々は辛いですよね。
人は誰しも、毎日幸せでいい気分でいたいものです。
いつも機嫌よく、幸せで自信に満ち溢れた人は、次に紹介する思考法を身につけています。
賢い思考パターンを身につければ、ポジティブな感情もついてくるのです。
ストレスの選択思考
ストレスの原因となる問題が起きたとき、脳が自動的にストレスモードになります。
人の脳は、ストレスを感じる理由と、ストレスを正当化する理由について無意識に探してしまうのです。
しかし、ストレスを感じるかどうかは捉え方次第で自分で選ぶことができます。
解決できる問題であれば解決するための行動に移し、解決できない問題であれば、あれこれ考えずに心配もしない。
これは、ストレスの選択の一例です。
わざわざ自分にストレスを与えて、メンタルを悪化させる必要はないでしょう。
ストレスも一種の習慣であり、訓練で捉え方を変えることができるのです。

人の問題に目を向ける
利他的な行動は、自分の問題を客観視することができるだけでなく、幸福度を高めることにつながります。
人に親切にすると、自分の価値に気づき、自尊心を高めることができます。
この繰り返しにより、ポジティブな態度で、自身の問題にも効果的に対処できるようになるのです。
人に親切にすることは、相手の助けになるだけでなく、自分も助け、そこで得られたポジティブな姿勢こそ、賢い思考法を磨く材料になります。

感情の把握
自分の感情の理由を他人に説明する必要はありませんが、自分では理解しておくべきです。
自分の感情を分析できれば、避けたいネガティブな感情を改善する方法が見えるからです。
感情という一時的な現象を、自分から切り離してみましょう。
自分の感情を正確に把握してから、その感情が生じた理由について考えます。
感情の理由を紐解くだけで、自分の気持ちを落ち着かせることもできるのです。
思考と感情を切り離すことができれば、感情のままに行動することを避けることにも繋がります。

自分の思考で決断する
自分で考えることは、あらゆる物事の解決策になります。
自分と他人との違いはそれぞれの個性であり、こうあるべきという思考にとらわれてはいけません。(他人に迷惑をかける場合を除く。)
日本人は、みんなと同じ考えや世の中の普通にとらわれがちですが、自分の個性を大切にし、自分の思考回路で自分の人生をよりよいものにすればよいのです。
みんなこうだからという理由で、考えることをやめていては、賢い思考法が身につくわけがありません。
存在しない普通に合わせるために自分を変える必要もありません。
あなたは、世界で唯一無二のあなたなのです。

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