人に誤解される原因とは【誤解をなくして信用度を高める方法】

心理

人は誰しも、無意識のうちに次の2つの間違った思い込みによって行動しがちです。

  • 相手が自分を客観的にみてくれているという思い込み
  • 自分が自分自身を見るのと同じように、相手も自分をみてくれるという思い込み

なぜこれらの思い込みが起こるのでしょうか。

今回、人に誤解される原因と、信用度の高め方について解説します。



人は謎に包まれている

人間は、自分で思うよりも読みにくい存在です。

また、自分のことをしっかりわかってもらうための努力が足りていないケースも多く見受けられます。

私たちが日常感じるような微妙な感情は読み取りにくいです。

例えば、少しのイライラしているときの表情は、少し心配しているときや落ち込んでいるとき、緊張している時の表情とほとんど同じです。

あなたが、

「自分の気持ちは相手に明確に伝えた。」

「相手は自分の考えをわかっているはず。」

などと思っているとき、ほとんどの場合、あなたの気持ちは伝わっておらず、相手はあなたのことをわかっていません。

これを専門用語で透明性の錯覚と呼びます。

人に誤解される原因

透明性の錯覚はどんな人にも起こりうる現象です。

では、誤解されない人になるためには何が必要でしょうか。

人が相手の考えていることを正確に推測するためには以下の4つが必要です。

  • 認識される前に情報を与える
  • その情報が意味を持つものである
  • 認識する側がその情報に注目する
  • 認識する側がその情報を正しく使う

誤解されない人になるためには、自分に関する情報が人に伝わるようにしなければならず、伝えたいと思う自分の特徴や性格を裏付けるものが必要です。

注意したいのは、人は情報の空白を勝手に埋める傾向があることです。

つまり、相手は勝手にあなたを想像してプロフィールを作り上げてしまいます。

誤解されないメリット

本当の自分をすぐに理解してもらえることにはメリットがあります。

わかりやすい人は、適応力が高い傾向にあります。

そういう人は、幸福度が高く、良好な人間関係を維持でき、目的意識をしっかり持って生きています。

また、正直に生きているという感覚があり、自分に自信を持っています。

それに対し、人から誤解されやすい人は、まわりからの思いもかけない反応や評価を受けるたびに、心が不安定になり、自信を失うこともあります。

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相手に解釈される

人が、自分を客観的に見てくれるだろうという思い込みが間違っているもう一つの理由は、あなたの言動や行動は、相手の解釈を経て意味を与えられるということです。

人は何かを認識するとき、何らかの解釈をしているという感覚を持ちません。

いいかえると、私たちはそこにあるものをそのまま見ていると思い、そこに解釈が含まれているとは思いません。

この解釈のせいで、人は自分を事実に基づいて客観的に見てくれないのです。

信用度を高める方法

初対面の人と会うとき、あなたが信用できる人かどうか相手に見られることがよくあります。

そのため、こちらが信用に足る人であることを相手にしっかり伝わるようにすることが大切です。

では、あなたを判断しようとする人たちは、その答えをどこに見出すのでしょうか。

人間的な温もり

その一つ目は、人間的な温もりです。

温もり、つまり親やすさや、誠実さ思いやりなどは、相手に対してよいイメージを持っていることの表れと捉えられます。

能力

そして二つ目は能力です。

能力、つまりスキルや、知性優れた仕事ぶりなどは、その気になれば自らの意図を実行に移せることを意味します。

能力のある人は、価値ある味方にも、怖い敵にもなりうるわけです。

人が肯定的に見られるかどうかは、約90%がこの温もり能力にかかっています。

そのため、相手に信用されるためにはこの2つを発信できるよう努める必要があります。

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温もりを伝える

人間的な温もりの度合いを向上させる方法をいくつか紹介します。

相手に関心を持つ

何より大切なのは、相手の言う事を注意して聞くことです。

また、目を合わせる頷く微笑みが、温もりを表現する3大要素であることがわかっています。

人は、大抵の場合、自分がこの3つをしていないことに気がつきません。

共感を示す

相手の立場に自分をおいて、相手がどんな感情を抱いているのか想像します。

できるだけ、注意深く想像すればするほど効果は高まります。

「〜な気持ちだったでしょうね。」というような言い方を使うと、共感を直接伝えることができます。

先に相手を信用する

私たちは、先に自分を信用してくれた人を、信用できる相手だと思う傾向があります。

オープンで、協力的で、自分のことより相手を優先して考える人を信用します。

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能力を伝える

スキル能力を持っていることは信用を形成する大切な要素です。

では、能力がることを示すにはどうすればよいのでしょうか。

意志の力があることを示す

意志の力がなく、自制心に欠けているように見られてしまうと、信用が大きく損なわれます。

また、意志の力に問題があるように見える人は、信用されにくいこともわかっています。

困難な状況に陥ったとき、あるいは、自分の利益ばかりを優先したくなるような状況になったとき、その人が誘惑に打ち勝ち適切な行動をとってくれると思うから、その人を信用するのです。

自制心が足りないことを示す行動を人前でとると信用度が低下することが容易に想像できるでしょう。

本当はしてはいけないと自分でわかっていることをすると、想像以上に悪い結果につながります。

喫煙や、過飲食だらしなさ怠慢すぐ感情的になることは、あなたの信用に影響を及ぼすことはいうまでもありません。

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潜在的な可能性を示す

私たちは、実績よりも潜在的可能性を無意識に重視することが研究によってわかっています。

実績よりも、可能性を重視することは非合理的な判断なのに、なぜ人はそちらを選ぶのでしょう。

これは、成功の可能性実際の成功に比べて不確実であるがゆえに、より人の興味を引きやすいからだそうです。

誤解ではなく信用される人に

最後に簡単にまとめます。

人が相手のことを推測するためには、認識される前に意味のある情報を与え、認識する側がその情報に注目し正しく使うことが必要です。

また、透明性の錯覚を理解し、今回紹介した信用度を高める方法を心がけるだけで、人から誤解されにくくなります。

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