普段私たちは、毎日がいつまでも続くかのような感覚で生きている。
もし、自分が難病に見舞われ、死が近づくとどうなるのだろう。
人は、先が長くないと知ってから人生について考え始め、大切なことに気が付くことが多い。
自分の人生の価値を高めるためには、限られた時間の中で、自分のエネルギーの使い道を早い段階で知ることが大切だ。
今回、人生のあらゆるステージを最大限に生きるための方法を紐解いていく。
人生を豊かにするルール
余命を告げられ、残された時間が少ない人たちと話し、共に過ごす経験は私にとって貴重なものだ。
そこから学ぶべきことは計り知れない。
気づかされることがあまりにも多すぎるからである。
そのような方々から学んだ、人生を豊かにするヒントについてみていこう。
自分の幸せを知る
自分が何をすれば幸せなのか。
これを知り、その経験に惜しみなく時間とお金を費やそう。
自分を幸せにする方法はひとつではない。
人生を豊かにする鍵は、そのときどきに相応しい経験であり、今何をしたいのか、何ができるのか考えてみよう。

経験の価値を知る
生きている間に、最大限のエネルギーを有益に使うためにはどうしたらよいのだろう。
この解答がこの記事だ。
まず、経験の価値を知る必要がある。
人生というのは経験の合計という人もいる。
経験は、どれだけ豊かな人生を送ったかという指標にもなる。
自分の人生でどのような経験をしたいのか、それを実現させるためにどうすればよいのか真剣に考えてみよう。
敷かれたレールをただ進むのではなく、自分の頭で真剣に考え行動することが大切だ。

寿命を意識する
死から目を背けていると、人生を最適化することは難しい。
なぜなら、時間の有限さを感じにくくなるからだ。
誰もが老化と死を避けることはできない。
だからこそ、人生の残り時間つまり寿命を意識する必要があるのだ。
そうすることで、現在の行動に大きな影響を与えることができる。
そして、今最大限楽しめるはずの経験を先延ばしにしてしまうのは非常にもったいないことに気づくだろう。
死ぬ直前に、今まで我慢してきた経験を実行することは難しいと容易に想像できるようになる。
つまり、今できることにフォーカスし続けることで、人生の価値を高められるのだ。

ステージ毎のお金の価値
お金を楽しい経験に変える能力は老化とともに衰えていく。
お金から価値や喜びを引き出す能力は若いうちのほうが優れているということだ。
今しかできない経験を優先
お金の価値を最大化できる年齢は、気力と体力が充実している20代後半から30代半ばがピークだろう。
しかしながら、70代になっても未来のためにお金を貯め続ける人がほとんどだ。
未来のために貯蓄することは大切だが、お金を使うタイミングが遅すぎるケースが多く見受けられる。
遠い未来の自分のために、今しかできない経験を奪う必要はないだろう。

支出と貯蓄の最適化
大切なのは、今しかできない経験への支出と、将来のための貯蓄のバランスを考えることだ。
節約しすぎたり、無駄遣いしすぎたりするのではなく、自分でこのバランスを意識する必要がある。
そして、この支出と貯蓄のバランスは、年齢によって変えていくべきだ。
20代のときと50代のときではこのバランスは大きく異なり、人によってもばらつきがある。
経験から価値を引き出しやすい年代に貯蓄を抑え、お金を多めに使うといったように調整してみよう。
そうすることで、人生の残りの時間に応じて、今を楽しむことと、将来に備えるバランスを最適化できるだろう。
時間は希少で有限
寿命が残りわずかな人にとって、時間はお金よりも希少で価値があると感じるだろう。
しかし、時間というのは誰にとっても希少で有限なものに違いない。
今、最適な時間の使い方について考えてみて欲しい。
人生の価値を高めるためには、時間の大切さに早い段階で気付く必要があるのだ。
過ぎ去った年月はもどってこないが、これからの時間の使い方は変えることができる。
また、人は終わりを意識することで、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まることがわかっている。
人生の各ステージで使える時間はそれほど多くないことに早めに気づき、時間の使い方を見直してみよう。
今しかできない経験や思い出作りに時間を割くだけで、あなたの人生がより豊になっていくのだ。
コメント