もの忘れを防ぐ4つの方法【年のせいにしてはいけない理由とは】

お悩み

 「あの書類、どこにしまったかな?」

「あれはなんていう名前だったかしら」

このようなことは、40歳を過ぎれば、増えてしまいます。

いわゆる、もの忘れです。

最近では、30代でもこのような症状を訴える方は少なくありません。

もの忘れをすると、ボケてしまったのではないかどうして覚えていないのだろうと不安になることもあります。

 

こんなとき、どうせ年だからとマイナスの感情を抱いてしまったら、新しいことを覚えたり、チャレンジしたりする意欲がなくなってしまいます。

もの忘れがボケや病気のサインではないかと気になる人は、その心配を解消すべきです。

なぜ思い出せない?

2日前の晩御飯や、いつも使っている物の名前が思い出せない。

私たちは、このようなことをもの忘れや、ど忘れと呼んでおります。

人は年を重ねるごとに、もの忘れが多くなり、ボケ防止法記憶強化について関心を抱きやすくなります。

まず、ものを忘れることの前提条件について考えてみましょう。

もの忘れは脳だけの問題ではない?

次のようなことは珍しくありません。

ある忙しい午前中のこと。

前日に部下に作ってもらった書類に目を通そうとしました。

ところが、どこを探してもその書類は見当たりません。

「机に大切に保管しておいたのに…」

そこに、一人の男性社員の声が響きました。

「コピー機の中に書類忘れている方いませんか?」

それだ。

ほんの数十分前に控えをとっておこうとコピーしたのをすっかり忘れていたのでした。

この場合、数十分前の記憶が消えてなくなったわけではありません。

それを思い出すための回路が一瞬動かなかっただけなのです。

忙しいことに加え、重要なものを無くしてしまったかもしれないという焦り、が思い出す行為を邪魔していたにすぎません。

男性社員の一言で、コピーをとった記憶も、書類を置き忘れた記憶もよみがえっています。

 

人は、ついもの忘れをしたとき、焦りの感情が湧くこともあります。

それが重要な情報であればあるほど、平常心を失うものです。

この焦りの感情に阻まれ、思い出せなくなってしまうのです。

もの忘れはだれにでも起こりうることなので、自分を責めてはいけません。

このことより、もの忘れは心の問題でもあるということを理解しておきましょう。

優先順位が低いから忘れる

人の脳は、膨大な記憶の容量をもっていますが、次から次へと入ってくる情報をすべて記憶していては、すぐにパンクしてしまいます。

脳の記憶メカニズムは、重要な情報を優先して保存し、必要でないもの、どちらでもいいものは、記憶として保存しないという特徴があります。

3日前の晩御飯を思い出せない人は、脳がその情報を重要ではないと認識していることが原因といえるでしょう。

漢字のど忘れは、普段漢字を使っていない証拠

スマホやタブレットが普及し、手書きで文章を書く機会が格段に減りました。

漢字を読んだり、スマホで変換したりすることはできるのですが、いざ自分で書こうとすると思い出せないことはありませんか?

同じように、言葉を忘れてしまうこともあります。

漢字や言葉が出てこなくなるのは、普段から自分で使ってないだけであって、年のせいにしてはいけません。

もの忘れを防ぐ方法

もの忘れを防ぐ方法について4つ紹介します。

忘れたくなければ興味を持つべき

興味があることは覚えられる、好きだから忘れない、といったプラスの理由だけでなく、苦手だから覚えられないといったマイナスな要素が働くこともあります。

苦手意識をもっているもの、理解しがたいもの、必要性を感じられないものは記憶されにくいです。

つまり、覚えたいことを好きになればよいのです。

また、好奇心をもって覚えたことは、忘れにくいです。

年だから覚えられないのではなく、好奇心がなくなっているから覚えられないのです。

意味づけを利用する

気になることや、重要な情報は、まず短期記憶として、海馬に蓄えられます。

海馬

記憶や空間把握能力に重要な役割を担う。

アルツハイマー病の最初の病変部位として有名。

しかし、短期記憶のままでは、記憶として残ることはなく、数分で消えてしまいます。

では、どうすれば短期記憶長期記憶に変えられるのでしょうか。

一時的な記憶は、意味をつけてイメージされると、しっかり記憶して長期記憶に変わりやすくなります。

例えば、結婚記念日に夜景の見えるレストランで、夫婦で食べた料理は鮮明に覚えているでしょう。

結婚記念日に夫婦で食べたことに特別な意味があり、夜景の見えるレストランというイメージが記憶を強烈にするからです。

そして、記憶は何度か思い出すことを繰り返すうちに、神経細胞がほかの神経細胞と連絡を取り合い、その記憶のネットワークが固定されるようになります。

食事は良く噛んで!

食事の際にはしっかり噛むことが大切です。

噛むという動作はあごの筋肉を使うことで脳を刺激するとともに、味わうことで五感も刺激し、脳にいい振動を送ります。

歯が悪い人や、入れ歯の人ほど、痴呆になりやすいという調査もあります。

健康な歯を保つことは、もの忘れを防ぐことに繋がるといえるでしょう。

脳血流量を保つ

脳の活動にはブドウ糖酸素が必要不可欠です。

そして、栄養や酸素を脳に運んでいるのは血液です。

脳には、心拍出量の約15%にあたる血液が送られており、脳血流が十分でないと脳は栄養失調や窒息状態に陥ります。

この脳血流量は加齢とともに減少傾向にあります。

しかし、高齢の人ほど、高血圧や、動脈硬化など、なんらかの疾患を抱えている場合が多いです。

脳血流の低下を防ぐためには、まず、高血圧や動脈硬化を予防、治療することが大切です。

これには、食事、運動、喫煙、飲酒、長年の生活習慣が大きく影響します。

適度な運動、塩分、脂肪、糖分の摂りすぎに注意し、野菜や海藻から食物繊維やビタミン、ミネラルをしっかり摂りましょう。

また、魚は脳機能を向上するために最適な食材と言えます。

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ボケやすい人の特徴

ボケには遺伝的要因が関係しているといわれますが、それ以上に環境的要因が大きく影響します。

そして、その分ボケは防げる可能性があります。

では、ボケにくい脳をつくるには、具体的に何をすればよいのでしょうか。

ここで、自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。

次の項目にいくつあてはまりますか?

・新聞、ネットニュース、本はほとんど読まない

・ITやAIなどの進化にまったく興味がない

・人のいうことに耳をかさない

・人から何か教わるが嫌い

・家族以外の人と話す機会があまりない

・外出や旅行が嫌い

以上の項目のうち、2つ以上当てはまる人はボケのやや危険、4つ以上あてはまるならば危険です。

情報が入ってこなければ、脳は記憶のしようがありません。

どうせ覚えられないと諦めてはいけません。

年をとると覚えるのに時間がかかるものです。

忘れたっていいです。

たとえ覚えられなくても、情報が入ってきた脳は刺激を受けて活性化します

読むだけでなく、見る、聞く、体験するなど、できるだけ五感を使って情報を入手するよう心掛けてください。

要注意な症状

時に、もの忘れは気づいたときには手遅れというケースがあります。

慢性硬膜下血種のように、早期に病気を発見できれば、簡単な手術で治せるものもあります。

また、アルツハイマー病の場合も、早期に発見することができれば症状の進行を遅らせることができます。

怖いもの忘れの症状を見逃してはいけません。

次のような症状がみられる場合、早めに病院で詳しい検査を受けるようにしましょう。

・突然、ひどいもの忘れが起こるようになった

・人にもの忘れを指摘されても自覚できない

・人にヒントをもらっても全く思い出すことができない

・数分前の出来事を頻繁に忘れる

・時間や場所がわからなくなる

・手足のしびれや麻痺

・ろれつが回らなくなる

・頭痛やめまい

・吐き気や嘔吐

・食欲がない

・眠れない

・やる気が起きない

ボケの場合、本人よりも家族が気づくケースが多いです。

病気の早期発見には、本人はもちろん、周囲の人も注意することが大切です。

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