疲労感をもたらす3つ原因と対処法【エネルギーの上手な使い方】

学習

「職場に着いてもなかなかやる気がでない」

「毎日体が重く、疲労感が取れない。」

「いらだちにより、批判的な態度をとってしまう。」

「やる気を出すためのエネルギーを感じない。」

これらはバーンアウトの兆候です。

バーンアウト

仕事や生活に力をつぎこみ過ぎて、心が空っぽで、感情が疲弊した状態。

頑張りすぎ以外にも、仕事のやりがい、能力の欠如などが原因となる。

このバーンアウトに陥らないためにも、精神疲労の対処法を知っておく必要があります。

今回、日常的な疲労の原因を深掘りしつつ、精神疲労を回復させるエネルギーの使い方について解説します。

疲労感をもたらす原因とは

仕事が終わると、疲弊しきってしまう人も多いかと思いますが、それはなぜでしょう。

「疲れ」と聞くと、肉体労働や運動、睡眠不足などの肉体的な理由が思い浮かびます。

しかし、現代社会では、肉体的疲労よりも、心的疲労つまり精神的な疲労を感じている人が多いのです。

まずは、疲労を感じる3つの原因についてみていきます。

ハイエネルギーの感情

ハイエネルギー感情にはポジティブなものとネガティブなものがあります。

ハイポジティブ感情:歓喜、興奮、恍惚

ハイネガティブ感情:怒り、恐怖、不安

これらハイエネルギーの感情は私たちの体に負荷をかけます。

実は、歓喜興奮といったポジティブな感情は、不安恐怖を感じた時と同じだけの生理的刺激を受けるのです。

甘いものを食べて少しの間、気分が良くなるのと同じように、体が生理的に高揚しても、やがて突然急降下してしまいます。

その結果、穏やかな状態に比べ、早く疲れを感じやすくなるのです。

自制心(セルフコントロール)

自制心つまり、自分を律することは疲労に直結します。

自制心は次の4つの形で私たちのエネルギーを奪います。

  • 衝動をコントロールする
  • パフォーマンスコントロール
  • 振る舞いをコントロールする
  • 思考をコントロールする

それぞれ項目ごとに解説します。

衝動をコントロールする

仕事を放り出したくなるほど気を惹かれるものや、誘惑に負けたくなる気持ちに逆らって仕事を続けたりしますよね。

これが衝動のコントロールです。

パフォーマンスをコントロールする

これは、睡眠時間を削ったり、過労状態においても最善を尽くそうとする状態です。

パフォーマンスをコントロールすることが、エネルギーを奪いかねません。

振る舞いをコントロールする

人に対してイラッとしても、表向きの態度や声を変えないようにコントロールすることです。日本人に多い傾向があります。

思考をコントロールする

多くの考えが頭の中に浮かんでも、仕事や作業に集中しようとすることです。

皮肉なことに、セルフコントロールしようとすればするほど、かえってコントロールできなくなります。

対処法については後ほど解説します。

ハイネガティブの感情

疲労の一番の原因は、心配事だったり、最悪なことを想像したりといったハイエネルギーのネガティブな感情を抱いた時です。

心配とは、言い換えればネガティブな物事を想像することです。

その結果、ストレスレベルが上昇し、交感神経が刺激されます。

そして、体が危険な状態にあると考え、神経系が激しく活性化し、鼓動が速まり、体は免疫反応を準備します。

これが疲れを感じる原因です。

ネガティブ思考は必要以上にストレスレベルを上昇させ、私たちを疲れさせ、気落ちさせます。

本人は、無駄なエネルギーを使い果たしていることに気づかないので注意が必要です。

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思い込みで疲労感が決まる

実際の生理的疲労よりも思い込みによって疲労感が決まることが多いです。

実際はあまり疲れない作業においても、それは疲れるものと思っていると、疲労感を感じてしまうということです。

精神疲労の対処法

無駄なエネルギーを消耗すると、いざ困難な仕事に直面したとき、疲れ過ぎてしまったり、仕事に必要な能力をうまく発揮できなかったりして最高のパフォーマンスができません。

しかし、このような習慣は改善することができます。

冷静さを保つ

疲労の原因が、精神的なものであれば、休息するだけでは解消できない場合が多いです。

そこで鍵となるのが冷静を保つことです。

冷静さを保つと、精神的なエネルギーを保持でき、客観的視野を得ることで、ネガティブ思考を減らせることが様々な研究によってわかっています。

また、冷静さを保ち、先ほど解説したハイエネルギーの感情を必要な時に上手に使うことで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。

完璧主義から抜け出す

完璧主義は、最善を尽くすよう促してくれるといった価値があります。

しかし、高い基準を設けることで、不安を煽り、バーンアウトへとつながる可能性を持ち合わせているのです。

仕事に対し、完璧主義を求める人はとくに注意が必要です。

完璧主義は常に強いストレスにさらされ、不安や鬱、パフォーマンスの低下に繋がってしまうことを知っておく必要があります。

完璧主義の人は、最低限をクリアすればオッケイと考えるようにするのが効果的です。

無理のないセルフコントロール

仕事中、何度となくセルフコントロールが必要となり、多くの人が疲れを感じてしまいます。

では、無理のないセルフコントロールは簡単に行うためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、先ほども解説した冷静さを保つことです。

冷静さを保つことで、今取り組んでいる仕事に注意を集中させることができ、気を逸らすものを避けるのが簡単になります。

また、冷静でいるほど集中力が高まります。

心の状態を観察する

ネガティブな思考や疲労の原因について思い込みが私たちのエネルギーレベルに大きな影響を及ぼすことは先ほど解説しました。

自分の内面に敏感になることで、そうしたネガティブな思考や思い込みに支配されずに済むのです。

しかし、ハイエネルギーな感情にとらわれると、生理的に興奮し、自分の内面に目を向けるための神経系にアクセスするのが難しくなります。

セルフモニタリングについてはこちらの記事で詳しく解説しております。

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すでにエネルギーが枯渇してしまっている人のために、精神的なエネルギーの回復方法をいくつか紹介します。

今していることをやりたいことに繋げる

誰もが好きなことだけをして生きているわけではありません。

しかし、今していることを、より楽しめるよう取り組む方法を選ぶことは誰もが可能です。

仕事を仕事としてそのまま捉えるのではなく、好きと思えることをあげてみるという方法です。

どのようにすればよいのか、次に解説します。

理由を考える

モチベーションや理由を失ってしまった場合、なぜそれをするのか理由を思い出してみましょう。

自分が重要だと思っていることや、価値があると信じていることに仕事が結びつくとわかれば、エネルギーは取り戻せます。

今していることは、自分の好きなものに間接的に繋がっているという考えを持つことが大切です。

感謝する

別の記事でも感謝することのメリットをお伝えしていますが、疲れる仕事に直っ面したときのエネルギーの補給にもつながるのです。
感謝の念を抱くことで、ポジティブ感情が増え、大きな目で物事を見られるようになるので、エネルギーを取り戻すことができるのだそうです。

エネルギーマネジメントで疲労感が減る

エネルギーマネジメントに最も重要なのは、冷静さをいかに保てるかです。

それができると、仕事を達成するにあたりストレスが減り、集中力が高まります。

また、心のバランスが保たれ、達成までの過程を楽しむこともできます。

さらに、それほど疲労感を感じないため、エネルギーレベルを高く保つことができ、自分自身の幸福につながり、より大きな成長を収めることが期待できるというわけです。

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参考文献

(1)Jim Loehr Tony Schwartz The Power of Full EngagementManaging Energy, Not Time, Key to High is the Performance and Personal Renewal in the key to Health and H JIM LOEHR and TONY SCHWARTZ

(2)Emma Seppala 「THE HAPPINESS TRACK」How to Apply the Science of Happrness to Accelerate Your Success.

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