相手の行動を変える8つの方法【やる気にさせる自己効力感の高め方】

心理

「今の自分があるのはあの人のおかげ。」

「この人と出会えて、自分は変わることができた。」

このように相手から思われるような人は、人の心を動かす方法を身につけています。

では、どうすれば人の心を動かし、実際に相手の行動を変えることができるのでしょうか。

今回、相手の行動に影響を与える8つの方法と、やる気にさせる自己効力感の高め方について解説します。



相手の行動を変える方法

まず、人が変わるために最も必要なものはなんでしょう。

実際に実現したいことを実現させるためには、強い意志が必要になります。

この強い意志、すなわちやる気こそが人の行動を変える上で最も大切になるのです。

コミュニケーションにより、相手を自然と行動させるように促す方法はいくつかあるので具体的に紹介していきます。

目的を意識させる質問をする

「自分がやりたいことをしているはずなのに最近辛い。」

「やりたい仕事に就いても全然楽しめない。」

このような悩みを抱くのはなぜでしょう。

この原因は、自分の目標を見失っているからです。

目の前のことばかりに囚われてしまうと、今していることがどこにつながっているのかわからずつまらなくなってしまうという負のループに陥りやすいです。

このような人たちに対し、私たちがすべきことは、相手の目指すゴールを意識させる質問をすることです。

人は、こうすればこうなるという目的を想像して、ゴールを意識するからこそ行動できるのです。

相手の行動を変えることができる人は、相手が動きに迷い、悩み、気持ちが落ち込んでいるのを察したときに、もう一度目的に目を向けさせるようにしています。

今、どこを目指して頑張っているの?

この一言で、ハッとし救われる人もいるのです。

やる理由を明確にさせる

目的を意識させることの重要性はわかりましたが、目的を意識しているにもかかわらず、行動できないという人も多く見受けられます。

そのような人は、自己効力感が不足しています。

自己効力感(Self efficacy

自分が目標を実現するために適切な行動をとり、実現させるだけの能力を持っていることの認知。

自分は目標を達成できる人間なんだという自己評価が低い、すなわち自己効力感が低いので動けないのです。

では、相手の行動を変えることができる人は、自己効力感の低い人に対して、なぜそれを実現したいのかを明確にさせています。

相手のやる理由こそ、相手を動かす原動力になるのです。

人は、自分の行動が自分の価値観の実現に結びついていることを実感するだけで、ストレスが減り自信が高まり精神状態がよくなることが研究によって判明したいます。

つまり、行動できない相手には、なぜそれがやりたいのかストレートに質問すればよいのです。

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命令しない

ここで、気をつけなければいけないのは、命令をしてはいけないということです。

人が変わるために一番必要なのは、他人の力ではなく、自分自身の意志です。

もちろん、命令で強制的に動くことはありますが、そうしてしまうと自分の意思で継続することが難しくなります。

相手の行動を変えたいならば、命令しないようにすることが大切です。

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相手の人柄を褒める

褒めることで、相手は聞く耳を持ってくれます。

まず褒めて自分の話を受け入れてもらいやすい状況を作ることが大切です。

相手の人柄を褒めると、相手の行動に大きな影響を与えることが様々な実験により判明しています。

裏を返せば、相手のネガティブな行動に対して、人柄は否定してはいけないということです。

目標の細部化を行う

目標が大きすぎて逆にやる気を無くしている人もいます。

大きな目標を実現する最適な方法は、小さな目標をいくつも設定してそれを達成するたびにご褒美をあげるというやり方です。

ご褒美は、目標を達成したという自己重要感を高めることができ、次の小さな目標に向けてのモチベーションも高めることができます。

この繰り返しで、最終的には大きな目標に辿り着くことができるのです。

では、相手が小さな目標を達成したとき、あなたにできることはなんでしょう。

これは簡単ですね。

その人のことを褒めるだけでよいのです。

そうすることで、相手は自分のことを見てくれているあなたに安心感を覚え、承認欲求も満たされ、次の目標も達成しようと行動してくれます。

小さな目標はいくつあってもよく、大切なのはこれくらいの目標なら達成できるという感覚を持ってもらうことです。

相手が最終的な目標までの過程で何をしていいのかわからないのであれば、私たちが気づかせてあげましょう。

人は自分で気づいたことで行動します。

役割を与える

人は役割を与えられると、その期待や信頼に応えようと、行動します。

与えるのは仕事ではなく役割です。

どんな役割を与えると、相手は変わるでしょうか。

相手の行動を変えたいのであれば、このことを重視して役割を与えましょう。

相手の意見を定期的に聞く

人は、話しながら考えを整理します。

こちらが質問して話しているうちに、「こうしたいと思った。」、「話しているうちに解決した。」というように自らの問題点解決策に気づいて行動することが多々あります。

相手の意見を話してもらううちに、自分で気づきどうすべきが理解するケースを上手に利用しましょう。

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人間的な弱さを見せる

相手の行動を変える力を持っている人は、他の人とは違った魅力を感じることが多いです。

この魅力のうちの一つに、その人の弱い部分を感じることができることが挙げられます。

相手の弱い部分を感じると、この人の言うことならやってみようと思うものです。

弱い部分を感じるだけで、相手との心の距離を近づける効果があるからです。

つまり、人間味のあるところを見せることで、心の距離を縮め、相手に「あなたもそうならにもできるかもしれない。」という気にさせることができるでしょう。

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自己効力感の高め方

自分にはできっこない。

このように自己効力感が低いと、人はなかなか行動に移れません。

自分ならやればできる。」という考えを、相手とのコミュニケーションの中で植え付けることができれば、相手は簡単に行動に移ってくれます。

では、どうすればよいのでしょうか。

具体的にみていきます。



相手ができたことを褒める

先ほども述べましたが、褒められて、自分ができたことを実感すると、自己効力感が高まります。

日常でのちょっとしたことへの賞賛、この積み重ねが重要なのです。

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出来事の解釈をポジティブな方向に持っていく

自分を変えたいという人が落ち込んでいたり悩んでいたりしたときどう対処すべきでしょうか。

また、壁にぶつかり、「もうだめだ。」と諦めている相手の自己効力感を高めるために、どんなコミュニケーションを取ればよいのでしょう。

そんなとき、

「今回のことでラッキーと思う部分があるとしたらどんな部分?」

という質問を投げかけてみます。

相手が動けないのは今起きている出来事が自分にとってよくない出来事だと思っているからです。

ショックを受け動けなくなっている相手の出来事をポジティブなものに変える手伝いをしてあげましょう。

相手が壁にぶつかってたり、悩み込んでいたりしたら、とにかくいい方向に目を向けさせるのです。

この出来事がラッキーなことと、あなたが思わせることができれば、あなたのおかげで立ち直ることができます。

先ほどの質問に対し、相手が無理矢理だした答えでも、そういう捉え方もあることに気づき、ポジティブな方向に目を向けることにつながります。

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味方アピールはしっかり言葉にする

相手の行動を変える上で、最も重要になるのが、

私はあなたの味方です。

ということをしっかりと伝えることです。

態度で示すだけでは足りません。

はっきりと私はあなたの味方だから安心してくださいと言葉にして伝えましょう。

この方法は、相手の安心感を満たす最適な方法です。

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