他人から不愉快な言い方をされた場合、すぐに自律神経のバランスが乱れてしまいます。
そこで今回、相手からの不愉快な言葉の受け止め方について深掘りしていきます。
話す側が言い方に気をつけるのはもちろんですが、聞き手も不快な思いをしないための防御方法を学んでおく必要があるのです。
聞き上手の鉄則
相手からの攻撃を防ぐ、すなわち捉え方によって自立神経のバランスを保つことは可能です。
聞き上手の人は、ネガティブな内容の中に、ポジティブな要素を見つけ、よい方向に受け止めます。
他人の発言を変えることができなくても、自分の捉え方はいくらでも変えることができるのです。
自分の心が乱されたとき、どう受け止めればよいのでしょうか。
また、自分の乱れた心をどのように元に戻せばよいのでしょう。

不愉快な言葉は流す
相手のネガティブな言い方をポジティブに受け止めることは、そう簡単ではありません。
このようなとき、受け流す必要が出てます。
自分の自律神経が乱されそうと感じた場合、受け止めるのではなく、受け流すようにしましょう。

フラストレーションを自覚する
イラッとしたとき、自分自身のフラストレーションを自覚できる人とそうでない人とでは、自律神経の乱れに大きな差があります。
相手に何かを言われて、イラッとしたとき、自分は今イライラしていると客観視するのです。
人の怒りは、自覚するだけで半分以下になることが研究によって判明しています。
腹が立った瞬間は交感神経が優位になりますが、怒りを自覚することで、副交感神経を高めることにつながるのです。
さらに、呼吸を整えて、10秒待てば、冷静に状況を判断することもでき、自律神経を乱さずに相手の話を聞くことができるでしょう。

言われたことをそのまま受け取らない
相手から責められ、投げかけられた言葉をそのまま受け取ってしまっては、自律神経が大きく乱れてしまいます。
他人からの口撃をそのまま自分に投げかける必要はありません。
他人の言葉を、自分なりの解釈に変えましょう。
例えば、「お前は仕事が遅いな。」と言われたとき、
「時間はかかったけど正確にできたんだ。」と心の中で思うようにします。
そのままの受け取ってしまうと、ネガティブな思い込みが強まり、ストレスが大きなりがちです。

理不尽に過度な反応をしない
理不尽なことを言われ、自分が話す番になったとき、効果的な言葉があります。
それは、了解ですという一言です。
相手と同じ土俵に立たず、その場を収める受け流し術の一つでもあります。
その場で怒りに任せて言いたいことを言うのではなく、怒りを鎮め、冷静な判断ができるようになってから対処すればよいのです。
相手の言い方のせいで、自分自身を乱してしまうのはもったいないですよね。

普段から意識すること
自律神経を乱さないためにも、普段から気をつけたいことがあります。
憎まない
憎みの感情によって自分の自立神経を乱す人もいます。
しかし、憎んでいる時間ほどもったいないものはありません。
くどいようですが、相手のせいで自分が掻き乱され、醜くなっていくことは賢明ではないでしょう。
また、妬みについても同じです。
人生は一度きり、私たちに与えられた限られた時間をなるべく無駄にしたくないものです。

手を握らない
他人からの嫌な言葉を浴びせられストレスが溜まったとき、人は無意識に手をグーに握りがちです。
手を握りしめると、副交感神経が下がり、緊張感がさらに高まってしまいます。
相手に何かを言われて、手を握りしめていたら、すぐに開いてみてください。
そうすることで、副交感神経の低下を防ぎ、フラストレーションをコントロールすることにつながります。
大切なのは捉え方
相手にひどい言われ方をされると、ショックを受け、大きなストレスを感じます。
しかし、慣れっこだから大丈夫というように受け流してしまう人も少なくありません。
このようなストレスに対して正しく対処できなければ、徐々に蓄積し、体と心の不調につながってしまいます。
ひどい言われ方には免疫ができないことを頭に入れ、今回紹介した聞き上手の鉄則を活用していきましょう。

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