攻撃的な人に対する正しい5つの対処法【怒りやすい人の扱い方】

心理

コミュニケーションに関する知識の量は人はそれぞれ違いますが、その違いによって対人関係の円滑さが決まります。

うまくすれば、誰もが苦手とするような相手も難なく付き合えるかもしれません。

苦手なタイプは人それぞれなので、タイプ別に何記事かに分けて解説していきます。

今回は、怒りやすく、あつかましい攻撃的な人への対処法について深掘りしました。



攻撃的な人への自然な反応

怒りやすい人の攻撃に対する感情的な反応には主に次の3パターンがあります。

どれも自然な反応ですが、全く役に立ちません。

  • 怒りにとらわれ反撃する
  • 自分の立場を守り、正当化する
  • 自分の殻に閉じこもる

攻撃型タイプの人間に対しては、攻撃、防御、抱え込みの試みはどれもうまくいきません。

ではどのように対処すればよいのでしょうか。

敬意を得るのが目標

言葉の攻撃を受け、責め立てられたとき、大切なのは相手からの敬意を得ることです。

なぜなら、このようなタイプの人間は尊敬する人に対しては攻撃しないからです。

攻撃的な人間は、積極的な反応を望んでいます。

行動により、自分は有能だという信号をはっきりと送らなければなりません。

そうしなければ、更なる攻撃を招くことになるでしょう。

だからといって、自分が攻撃的になってはいけません。

怒りやすい人への正しい対処法

攻撃的な相手は、あなたの性格を試しています。

あなたが見せた性格の強さによって、今後の態度を決めているのです。

怒りやすい人への対処法を具体的にみていきましょう。

自分の居場所を守る

最初の段階は、自分の場所をしっかりと守り、逃げたり、戦おうとしたりしないことです。

どんな立場でどんな決心をしていようと、それを変えてはいけません。

攻撃的にも防御的にもなる必要はないのです。

静かに相手の目をみて、自分の呼吸に集中させましょう。

ゆっくりと深く呼吸します。

意識的な呼吸をすることで、あなたの自制心は取り戻されます。

攻撃を遮断する

相手が怒鳴っていようとも、その行動を阻止する最適な方法は、相手の名前を淡々と何度も呼び、関心を引くことです。

苗字でも役職でも普段使っている呼び方で構いません。

攻撃してくる相手には、相手の名前をはっきり繰り返し呼びましょう。

数回呼べば、基本的には攻撃が止まります。

静かに、忍耐強くキッパリとした態度をとられると、人は攻撃する気になりません。

ストレスを自分の武器に変える方法【ストレス対処法②】
ストレスと聞くと、多くの人は体に悪いイメージを持つでしょう。 しかし、強度なストレスを受けている人の中でも、ストレスは健康に悪いと思っていない人たちは、死亡リスクの上昇がみられないことが研究によってわかっています。 また、ストレスが体に...

要点を繰り返す

名前を何度も呼び、相手の注意を引くことができれば、元々の問題点について考えます。

元の話を繰り返すことで、敬意を込めて話を聞いていたことを伝えられます。

攻撃的な人間は速いペースで話たり考えたりしているので、そのペースに合わせてあげましょう。

結論に焦点を合わせる

攻撃的な人間の注意力は短い時間しか持たないので、できるだけ単刀直入にします。

自分の意見であることを示すために、「私の意見では」、「私の見方では」などの前置きをつけましょう。

和解を勝ち取る

攻撃的な人間の訴えが事実ではなく、非現実的な見方をしていて、不当な要求をしてきた場合には平和的な解決に向けて軌道修正しなければなりません。

まずは、仮定条件から始めます。

例えば、「私が代案を出しますので」という仮定条件はあなたが代案を出すつもりであることを主張します。

「もう少しこちらを尊重して話してくださるなら」という言葉は、相手が自分を尊重して話してくれるだろうと仮定しています。

そこで、相手が最終的な決断を下す状況を決めましょう。

例えば、

「もう少しこちらを尊重して話してくださるなら、この件についてお話しましょう。」

というような受け答えをすると、相手はあなたの人となりを知り、性格関わり方を判断するきっかけとなります。

強気な人は強気な人を好みますが、相手が降参することを期待してはいけません。

敬意を勝ち取ることに意識を向けましょう。

人に好かれるたった6つの方法とは【好感度を高める要因】
いつでも明るく元気でいれば、好感度は上がるわけではありません。 人から好かれ、絆を強めるためにはどうすればよいのでしょうか。 当然、好感がもてるところは人によって異なりますが、好感度を高める要因には共通点があります。 今回、人に好かれ...

自分が間違っていた場合

ここまでは、相手の判断が間違っている場合の対応でした。

しかし、もしも相手の非難が的を得ていたらどうでしょうか。

相手の非難が事実であったとしても、シンプルな3段階の戦略だけで問題を解決できるでしょう。

攻撃をできるだけ早く終わらせるには、次のステップを踏むように心がけます。

  • 自分の間違いを認める
  • その経験から学んだことを端的に述べる
  • 同じやり方を繰り返さないように今後のやり方を変えると伝える

最後のステップが最も重要です。

相手の視点からみると、今後もあなたが同じような行動を繰り返すのではないかと心配して攻撃を再開したくなるでしょう。

攻撃的な人間は、泣き言や卑屈さを求めていないのです。

むしろそういう態度は嫌います。

間違いを認め、そこから教訓を学ぶためには勇気が必要かもしれません。

人に誤解される原因とは【誤解をなくして信用度を高める方法】
人は誰しも、無意識のうちに次の2つの間違った思い込みによって行動しがちです。 相手が自分を客観的にみてくれているという思い込み 自分が自分自身を見るのと同じように、相手も自分をみてくれるという思い込み なぜ...

爆発タイプの人の地雷を見つける

静けさの後に、現状とは関係のないことを一貫性なくわめき散らすような爆発タイプの人に対しては、地雷を見つけておく必要があります。

爆発の原因がなんんであろうと、毎日少しでも時間をかけて相手の問題に自分から耳を傾け、相手が怒らずに話せるよう積極的に仕向ければ、確実によい影響を与えることができます。

その結果、あなたを困らせる行動の程度も減っていくでしょう。

少なくとも、爆発タイプの人が、目の前で爆発することのない、数少ない人間の一人になれるはずです。

人間関係が良くなる正しい怒りの対処法【リアプレイザル】
怒りやイライラを感じた時、あなたはどのように対処していますか? 「怒りの感情を抑える」 「自分が我慢して溜め込む」 「怒りに身を任せ相手にぶつける」 「怒っている雰囲気を醸し出...

追い込まれる前に

他にも選択肢はまだあります。

もし、あなたが追い詰められて、精神的に参っている場合は次の対処法も役に立ちます。

あなたが置かれている状況に応じて対処しましょう。

立ち去る

時には、立ち去ることが最適なこともあります。

解決する必要のない問題もあるので、これ以上相手をしても仕方がないというときには、行動で意思表示する価値はあります。

何を言おうが、どう振舞おうか、状況が悪化するばかりで自制心を失いそうになっていると気づいたなら、その場を離れましょう。

しかし、立ち去る前に次の二つの選択肢も検討してみましょう。

相手への態度を変える

相手があなたを困らせる行動を続けていたとしても、その人に対する見方を変えたり、耳を傾けたりして感じ方を変えることはできます。

そうすることで、自分自身の態度が変わり、相手の行動にいちいち反応しなくて済むようになります。

自分の行動を変える

相手への対処法を変えれば、相手もあなたへの対応を変えざるを得なくなります。

あなたのまわりには、自分のいいところを引き出してくれる人もいれば、悪いところを引っ張り出してしまう人もいるでしょう。

あなた自身も、まわりの人に対して同じことができるのです。

これは、最悪な問題行動に対する効果的な戦略です。

やり方さえ覚えれば、不愉快な状況をうまく処理し、有益な結果を導くことができるようになりるでしょう。

職場の人間関係を改善する3つの方法【陰口の心理】
職場での社会的なストレスは、仕事の負担からくるストレスよりも私たちを苦しめることがあります。 また、職場で人間関係に悩んでいる人は、そうでない人に比べて不眠症に苦しむ傾向があることがわかっています。 なぜ、職場での人間関係に悩んでしまう...

参考文献

Dr. Rick Brinkman, Dr. Rick KirschnerDealing with People You Can’t Stand: How to Bring Out The Best in People at Their Worst

コメント

タイトルとURLをコピーしました