美容や健康の敵であるAGE。
Advanced Glycation End Productsの略で、日本語で終末糖化産物といいます。
AGEは、糖とタンパク質が熱によって結びつくことでできる物質です。
たかが糖化されたタンパク質と思う方もいるかと思いますが、体への影響は甚大なものです。
今回、AGEを多く含む食品と、体への影響についてまとめました。
AGE(終末糖化産物)
AGEが溜まるルートには以下の2つがあります。
- 体の中のタンパク質が糖化する
- 食品から摂取したAGEが蓄積される
怖いのは、血糖値が高くない人でも、AGEを多く含む食品を食べることで、体に蓄積されてしまうことです。
また、私たちの体をつくっているタンパク質の機能を低下させる働きをします。
AGEの害を受けやすいタンパク質の1つにコラーゲン線維があります。
AGEとコラーゲン繊維が結びつくと、肌の弾力性や柔軟性が衰えてしまいます。
では、AGEはどの食品に多く含まれるのか。
AGEを多く含む食品
- ステーキ
- トンカツ
- ベーコン
- マヨネーズ
- ホットケーキ
- フランクフルト
- ポテトチップス
- ホイップバター
- 人口甘味料を含む食料品
焼き目のついた動物性脂肪食品の摂り過ぎは間違いなく老化を加速させます。
また、高温で長時間調理するほどAGEは増えるので、揚げるより、煮たり茹でたりする方が良いでしょう。
鶏肉を例にすると、焼き鳥と水炊きを比べた場合、焼き鳥の方が5〜6倍AGEが発生します。
そして、唐揚げに関しては水炊きの10倍以上AGEをつくってしまうのです。
また、清涼飲料水やガムなどに多く含まれる人口甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEを作る為、特に注意が必要です。

AGEによる体への影響
AGEがもたらす体への影響について見ていきます。
以下のリスクを上げることが判明しております。
- 白内障
- 動脈硬化
- 骨粗鬆症
- 髪が痛む
- アルツハイマー
- 糖尿病の合併症
- 非アルコール性脂肪肝炎
- メタボリックシンドローム
- 皮膚のしみ・しわが増える
AGEを減らすには?
AGEを多く含む食品ではなく、タンパク質の糖化を抑える食品を摂ることをおすすめします。
オクラや納豆のネバネバ食品や、きのこ類、生野菜、果物などがおすすめです。
基本的に、低GIの食品が推奨されます。
GI値
Glycemic Indexの略で、体内で糖に変わり血糖値が上昇する程度を表したもの。GI値がが高いほど血糖値が上昇しやすい食品という意味を表す。
また、糖質の摂り過ぎもAGEの生産を促してしまいます。

糖質の摂り過ぎだけでなく、食べ過ぎも体へあらゆる悪影響をもたらしますので控えましょう。

健康に良いと証明されている食品
最後に、様々な信頼できる研究により、健康に良いという報告を受けている食品を紹介します。
- 魚
- ナッツ類
- 野菜・果物
- オリーブオイル
- 茶色い炭水化物
これらの食品は、脳卒中や心筋梗塞、がんなどのリスクを下げることが証明されている食品です。
まとめ
AGEを含む食品を多く摂ることはおすすめできません。
しかし、加工肉や甘いお菓子を食べることに幸せを感じる方にとっては厳しいかもしれません。
個人的には、幸福度と健康を天秤にかけることも必要だと思います。
何かのご褒美に、体に良くなくとも美味しいものを食べて、幸福感を得ることも大切です。
若々しくいたいのであれば、AGEを多く含む食品の食べ過ぎは厳禁ですが、、
老化を防ぐ為の方法はこちらの記事で詳しく解説しております。

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